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ニッチ(英: niche 仏語読み:ニーシュ)生物学では、ある種が利用するまとまった範囲の環境要因のこと。生態的地位。
(ライオンやトラは、肉食動物として、同じニッチ(生態的地位)を占める…というふうな使い方)
もともとは、寺院などの壁面に設けた像や装飾品を飾るための窪み(壁龕:へきがん)のことを指す。
⇒転じて、ある生物特有の生息場所・資源利用パターンのことをいうようになった。
最近では
ニッチ市場という使われ方をよく目にします。
特定ニーズ(需要)を持つ規模の小さい市場のことです。
ソーシャルワークの理論にも、このニッチの考え方が大きく影響しているものがあります。
その前にまずは
生態学(せいたいがく、英: ecology)って、どんな学問なのか…について。
『生態学』とは、生物と環境の間の相互作用を扱う学問分野です。
生物は環境に影響を与え、環境は生物に影響を与えています。
きれいな花が咲いて、そこにブーンと蜂が飛んでいる光景を思い浮かべてください。
花を観察し、葉脈が、葉の形状が、くきが…と、こんな感じで研究するのが
『生物学』対して
花と蜂がどんな影響をおよぼしあっているのか。
その影響は1回きりの「相互作用」ではなく、変化しながら繰り返される
『交互作用』です。
花と蜂にはどんな
交互作用があるのかを研究するのが
『生態学』です。
この生態学には、『ニッチ』という概念があります。
その生物に適した場所。マイノリティ(少数派)を大切にする考え方です。
あって無駄なものはない。
どんなものにも価値があるのです。ソーシャルワークにおける
『エコシステム視点』とは
まさに生態学を取り入れた視点!
何か問題を抱えたクライアントがいるとして
従来は、クライエントの対処能力、コーピングをあげることに重きがおかれていました。
でも、クライエントだけでなく、その人を囲む環境・社会を含め見て
社会からの応答性(レスポンス)を高めていくのが、
『エコシステム視点』です。
その人の問題解決のため、周囲はどうしたらいいか…とか、制度をどのように変えるとか…
環境を変えていくようなアプローチの仕方なんでしょうか?(すいません、その辺の理解がまだまだ)
「バリやフリー」や「ユニバーサルデザイン」なんかにも考えがおよびます。
なんにせよ、自分でも「問題を解決しよう!」と思うのはもちろんですが
そう思えない人も「自分でも考えるぞ〜!」と思えるような環境や出会いがあったり
環境も、その人に合うように変化しながら
人も物も
目が悪い人も、歩くのが不自由な人も、心に問題を抱えている人も、もちろん私も
互いに少しずつ変わりながら、良い(ほかに表現が浮かばない)関係性が築けるといいな〜♪
いつも理想論みたくなります。話題が横に流れてしまいました。。。
■エコシステム視点■ 関連人物:メイヤー一般システム論に生物学をプラスした。
人間を生活主体・生活世界・環境世界の三者の有機的連合として統合的にとらえる。
アセスメントに有効。介入のための技法や方法は提示しない。
posted by yyymmm at 09:45| 東京 ☀|
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社会福祉士
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