2013年03月19日

『星への旅(少女架刑)』吉村昭

=========
この本は、早くも今年出会った大好き本TOP3に入るかもしれない…。

初の吉村昭さんでしたが、まっすぐ心に届く文体と読みやすさに感動。

『星への旅』は短編集で、死を扱ったものが多く

ともすれば、暗〜〜〜くなりがちな内容なのですが、

心が暗くなるというより、心にぐいっと杭打たれた感じでした。

何ともいいです!

なかでも『少女架刑』は秀逸以外のなにものでもない!

亡くなった少女の俯瞰的視点から、

変化・変容していく様を、淡々と、

それでいて耽美に描いています。

カマキリのくだりは、思わずほおーーーっとなって

あまりの情景の美しさに、思わず笑みがこぼれたほど。

死をとおして、「生」というものを描く……

そんなことを思わずにはいられませんでした。

だまされたと思って読んでほしい本です(笑)


posted by yyymmm at 23:22| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/348022820

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。